淡路島と金刀比羅宮へ 二泊三日の一人旅 二日目

許可を取り忘れたので、宿の詳細は書けませんし、写真も載せません。

決して疲れていたから撮り忘れたとか、単純に忘れてたとか、そういうわけではありません(大嘘)。

 

一日目の夜は銭湯が近くにあったので、利用しました。名をゆ~ゆ~温泉というところで、大きな複合施設っぽいところの温泉です。

そこで芯まで冷え切った体を温め、帰りのバイクでもう一度冷やしたところ旅館の方に、

「車に乗せてってあげたのに……」

と言われました。こ、後悔してないよ。

個室の素泊まり3400円と、いい旅館でした。バイクも屋根の下に置けたし。

 

さて二日目。

先日フェリーの中で立てた計画は、

明石海峡大橋・奇跡の星の植物館・自衛隊跡地・サル を時計回りに見物

・道の駅うずしおで、ご当地バーガー日本一(過去)を昼食。

・14時ぐらいに香川県琴平町に着し、金刀比羅宮に登って降りて宿泊。

という、ちょっと知識のある方は「バッカじゃないの」と言うべきもの。

途中まで、本気でやるつもりでした。何せ前日まで道後温泉に行くつもりだったんだから、比較的簡単になったと言っても過言ではありません。過言ではないだけ。

 

朝一、日の出と共に走り出します。

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気づけば橋が(大省略)

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でっかいなぁ。

淡路島に来てからというもの、そのデカさに驚かされてばかり。

というか、そもそも淡路島は小さい島だと思っていました。兵庫県の一部であって、決して淡路県ではないのだから市を一周するみたいなもんだと妄想していました。

 良い意味で裏切られたわけですね。旅っていいですね。

 

ここで30分ほど、ひたすら橋を見て時間をつぶします。頑張ってパノラマ写真を撮ろうとしたのだけれど、撮り方がわからなかったので断念。

しかも時間が早いせいで(8時半)店が全く空いておらず、ひとしきり感心してからそそくさと走り去りました。

そして間もなく第二の目的地、奇跡の星の植物館に到着。

駐車料金500円という文字をみて即撤退

 

 

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なにこれ?(大仏)

 

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昨日と同じく、海岸線をひた走る。

繰り返すけれど、本当にこの島の道は走りやすいです。

少し都会っぽいところは普通に都会っぽいですが、それ以外は道が広く車が少なく、交差点もほとんどないので、信号の数を参考にしなければ最高の道でした。

ほどよく疲れてきたころ、休憩のためローソンに寄り、一休み。ご当地からあげくんを発見し、気づけば買っていました。

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こんなんあるんだね。

味はまぁ、ご当地味でした。

なお、この時点で朝10時、あと2時間で淡路島道の駅まで行くと本気で考えています

しかも面白いことにこのローソンは海岸線のそれではなく思いっきり内陸部のローソンであり、往復10キロほど道を間違えているのですが、これを食べている本人はその事をまだ知りません。

 

焦ったおかげで自衛隊跡地がまったくわからずスルー。

もはや計画は原型を留めていないのですが、それすら気にしないのは一人旅ならでは。

 

代わりといっては何だけど、道沿いにあったので水仙郷へ。

入り口で500円払い、中へ。そこからおっそろしい傾斜&オフロードで死ぬかと思いながら無事、その場所に到着。もしこれが教習車(CB400)だったらローリングスマッシュを決めているところだったと冷や汗ものでした。

そう、ニンジャは軽いのだ(唐突)。

でなければ、既に10回は転ばしていることでしょう。

ほんとに。

 

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咲き乱れる、というほどじゃないけれど、きれい。

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なんとか構図を上手く撮ろうとしたところ、見事ピントがずれている写真。

なら普通に撮れと。

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ん? あれは?

 

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えーっと、おしべですがなにか。

入口の隣に、券を持ってない方はここで500円、と。

そして18才未満立ち入り禁止の文字。

これはもしや、水仙ではなくココに入るために金払ったのでしょうか。

人が入口に立たれると普通は水仙郷への入場料って思うでしょ。

ひどい商売やな!(勘違い)

でもせっかく払った500円を無駄にしないため(勘違い)、人目を気にして若い男しか入れないであろう場所へ仕方なく入る。仕方なくである。これは真実である。

入れない人は500円的な意味で負け組だなとか思いつつ(勘違い)、いざ顔を隠しながら中に入れば若いカップル複数組が熱心に見学していた負け組ですがなにか。

 

え? 中の内容?

それはぜひ、ご自分でどうぞ。

 

 

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ようやくサルです。

徳島市で眼鏡屋さんに勧められてから、ぜひ来たかったメインイベント。日曜日であったせいか車は満車でかなり待っていたけど、こちとらバイクなので隅にでも停めさせていただきました。

ちょっと優越感(初心者)。

 

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坂を登るのが辛い。

ほんの数分の行程なんだけど、どれだけ体力ないのか。

 

 

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動物園みたいに遠くからみるだけかと思ったら、そこに猿! ここに猿!

これはヤバイ。テンション上がる。

猿もかわいーなー。エサやり場のサルはずっとキーキー鳴いていました。

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足元に、サル。

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寒いもんね。どこかの初心者ライダーも写真を持つ手が震えてるぐらいだし。

 

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ぎゅ。

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こいつらは寒くない模様。

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シカは野生らしいです。

余談、最後に親の後ろから抱きつく子猿を撮ろうと思ったら、親子ではなく交尾中なだけだった。

 

このサルを過ぎたあたりから、後ろに緑色のニンジャ先輩が着いてくるようになった。

ずっと一人で走っていたので、決して知り合いではなくとも何か一緒にツーリングしているような楽しい気分に浸ります。淡路島一周をツーリングに組み込む人もいるので、このまま道の駅までずっと一緒にいるかと思ったら途中でいなくなった。

ナンドゥルルラギッタンディスカー!?(訳:なんで裏切ったのですか?)

と心中で叫び、まもなく自分が道を間違えていたのに気づく

そりゃ途中でいなくなるわ。そろそろ道の間違いは大小問わなければ両手で足りなくなる頃です。

 

昼を45分ほどまわって道の駅に到着。通称、うずしお。

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これが食べたかったんだよ! さむくて震えが止まらんよ!

 

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ながいいいいいいいい。

バイクに乗ってた自分だけ震えまくって周りから浮いていたが気にしない、というか気にする余裕がなく地獄の30分を味わうことに。

と思ったら注文してから、出来上がりまでさらに20分待たされました

死ぬかと思った(誇張)。

 

メニューみたらすごいですね。

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セット3622円。なお初日の宿泊費は、このセット価格より安かった模様。

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結構売り切れてた。

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震えながら写真を撮り、震えながら食べた。

 

この時点で14時。

当初の予定なら香川県に到着している時刻ですが、まだ淡路島にいるのに気づいて愕然。

 

 

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休憩中、自分のバイクを眺める楽しみが初めてわかりました、の図。

……あれ、このバイク何か忘れているような。

 

 

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あ!オイル替えないと!

 

というかおかしくないでしょうか。ツーリングから帰ったらこの数字になっている予定です。

なのにまだ、今回のメインイベントの場所にたどり着いてもいません。

なんで? ちょっとメーター壊れてる? ちょっと電子系よわくないー?

もちろん壊れているのは自分の頭。

金刀比羅宮に登るなど、もはや問題外。

当然のように日も暮れる。

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宿泊施設すら、まだ先ですよー。

オイル替えたいー。

しもやけかゆいー。

アクエリアスうまいー。

 


なんとか無事、宿泊施設に着いてから、バイク屋を探し、オイル換えてもらうことに。

いくつか周り、見つけたのはモト・ロデオというバイク屋さん。祝日という条件が空いているバイク屋さんという選択肢を限界まで減らしてくれていたため、奇跡とも言えました。……そんなことないかな?

入って声をかけてくれたのが、女性の方でした。作業着着てる女性。びっくりです。店長(男)いわく、ネットと広報のために雇ったが、好きなのでバイク仕事もやるといったので教えているのだとか。

店のロゴとかステッカーとか、彼女が全部作ったそう。

ちなみに筆者もデザイン専門学校卒業生だけど、まぁ僕の目から見ても悪くないんじゃないかな(震え声)。

その女性が僕のバイクを押して「かっる!」ここでもショックを受ける。

なんかもう、いいやもう。

 

それにしてもバイク修理する女性ってかわ……かっこいいね。

そんな二人の話の中で一番印象に残ったのは、うどんに関する話。いろんな店あるけど全国にあるうどん店はさぬきを名乗るな、ってのが心に残った。さすがはうどん県、こだわりが違う。

更に飴やせんべい(帰りのフェリーで食べた)をもらい、

「なんか他にも餞別は……」

ありがとうございました。もらった軍手はまだちょっと使えてませんが、また機会があったら寄りますね。

 

 

そしてウドン屋は空いておらず、ファミレスで食事をしました。

香川県に来てうどんスルーとか、本当に何しに来たんでしょう、こいつ。

 

三日目に続く。